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マイナンバーカードを「健康保険証」や「限度額認定証」として利用できるってホント!? 事前登録や現在の申込状況を報告

私たちは病院に行くとき「健康保険証」や「お薬手帳」を持っていかなければなりません。

また医療費が高額になったときには「限度額適用認定証」が、70歳から74歳の方は「高齢受給者証」がそれぞれ必要になります。

誰もが「いろんな書類を持っていくのは、大変」と考えたことがあるのではないでしょうか。

実は2021年からマイナンバーカードがあれば、これらの書類が不要となります。

政府は2021年3月から一部の医療機関でマイナンバーカードが健康保険証として使えるようになり、2022年3月末には全国の医療機関等の9割程度でカード読取機械の導入を目指しています。

ただしマイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、事前に登録をする必要があります

そのためこの記事ではマイナンバーカードを健康保険証として利用するための事前登録の方法や利用するメリットなどをご紹介します。

いつからマイナンバーカードを健康保険証として利用できるの?

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるまでのスケジュールは下図のとおりです。

ところでマイナポータルとは?

マイナポータルとは政府が運営するオンラインサービスです。 子育てや介護をはじめとする行政手続がワンストップででき、行政機関からのお知らせを確認できます。

マイナポータルは、オンライン上で行政手続きができるので市役所に行く手間が省けて便利ですね。

マイナンバーカードを健康保険証として利用利用するための事前登録

マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになるといっても自動的にマイナンバーカードが健康保険証になるわけではありません。

マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、お持ちのマイナンバーカードとスマホまたはパソコンを使って事前登録をする必要があります。

まず事前登録には以下のものが必要です。

事前に準備するもの

について
数字4桁の暗証番号とは、マイナンバーカードを市区町村の窓口で受け取った際に利用者証明用電子証明書に設定した数字4桁のパスワードのことです。

パスワードを忘れてしまった場合は、住民票がある市区町村の窓口にて、パスワードの再設定手続きを行う必要があります。パスワードを間違えてロックがかかった場合も同様です。

について
お持ちのスマホがマイナンバーカードの読取に対応しているかは、マイナポータル(サービストップ)でご確認してください。

iPhoneではiPhone7以降でiOS13.1以上がインストールされた機種が対応しています。

申込みの流れ

事前に準備するものが揃ったら、次はマイナンバーカードを健康保険証として利用するための事前登録を行います。

事前登録は以下のような流れになります。

登録自体は5分程度で完了します。

事前登録を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

マイナンバーカードを健康保険証として利用するための事前登録をやってみた!スマホまたはパソコンから簡単に登録できる! 2021年3月から一部の医療機関で、マイナンバーカードを「健康保険証」として利用できるようになります。 これにより病院に行くとき...

マイナンバーカードを健康保険証として利用する6つのメリット

マイナンバーカードを健康保険証として利用した場合には以下のようなメリットがあります。

健康保険証としてずっと使える!

マイナンバーカードを使えば、就職や転職、引っ越しをしても保険証の切り替えを待たずにカードで受診できます。

医療保険の資格確認が早い!

マイナンバーカードをカードリーダーにかざすだけでスムーズに医療保険の資格確認ができます。

窓口への書類の持参が不要に!

高齢受給者証や高額療養費の限度額認定証などの書類の持参が不要です。

健康管理や医療の質の向上!

マイナポータルで自分の薬剤情報や特定健診情報を確認できます。

医療保険の事務コスト削減!

医療保険の請求誤りや未収金が減少するなど事務処理のコスト削減につながります。

医療費控除も便利!

マイナポータルを通じて医療費情報を取得し医療機関の領収書がなくても確定申告の手続きができるようになります。

マイナンバーカードと健康保険証の一体化によるリスクや不安

マイナンバーカードと健康保険証が一体化することにより「個人情報が漏えいするのでは」という不安があるかと思います。

まず、マイナンバーカードを健康保険証として使用する場合、マイナンバー(12桁の番号)は使用せず、マイナンバーカードのICチップを使用します。

そのためご自身の診療情報がマイナンバーと紐づけられることもありません。

またICチップには受診歴や薬剤情報などプライバシー性の高い情報は入りません。

病院では加入している健康保険証などの情報しか読取ることができないので他の情報を読取られることもありません。

マイナンバーカードを落としたり、失くしたりした場合はフリーダイヤルで24時間365日体制でカードの一時利用停止を受け付けています。

このような対策をしていても、やはりマイナンバーカードにはさまざまな情報を集約するので便利な反面、リスクを感じます。

政府にはどうか個人情報の漏えいがないようにお願いしたいです。

マイナンバーの安全性について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

マイナンバーカードの安全性って実際どうなの?カードの安全性や紛失時の対処法などを詳しく解説 2016年からマイナンバーカードは運用開始されました。今は行政手続きのオンライン申請や本人確認の身分証明書などでしか利用できません。し...

マイナンバーカード(健康保険証等)の使い方

では実際にマイナンバーカードを健康保険証等として医療機関で利用する場合の使い方を説明します。

①マイナバーカードを置く

マイナンバーカードを医療機関や薬局の受付にあるカードーリーダーに置きます。

②本人確認方法を選択する

ご本人であることを「顔認証」または「暗証番号」で確認します。

どちらかを選択してください。

③顔の認証、又は暗証番号を入力

さきほど選択した本人確認方法で本人確認を行います。

④薬剤情報・特定健診情報等の閲覧

過去に処方された薬や特定健診等の情報を利用する病院に提供することについて同意を求められます。

⑤資格確認等が完了

以上で医療保険の資格の確認が完了します。

高額療養費制度を利用する場合は、限度額情報の提供が求められます。

上記のように確認にはマイナンバーカードのICチップを使うため、マイナンバー(12桁の数字)を使うことはありません

また仮にマイナンバーを見られたとしても他人があなたのマインバーを使って手続きすることができない仕組みになっています。

現在の申込状況について

マイナンバーカードを健康保険証として利用するための事前登録が開始されたので実際に登録をしてみました。

登録完了後、マイナポータルアプリにログインし「申込状況を確認」をクリックすると現在の申込状況を確認できます。

下の画像は、私が実際に申込状況を確認したときのものです。

申込みが正常に受け付けられているのがわかります。


追記:2021年3月2日時点で登録が完了していました。

登録が完了したのであとは医療機関にカードリーダが備え付けられるのを待つだけです。

マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局

厚生労働省

マイナンバーカードの健康保険証利用に対応する医療機関では「マイナ受付」のポスターやステッカーが掲示されます。

対応の医療機関はというと現在、本格運用前のテストとして一部の病院・薬局で「プレ運用」が行われています。

そしてついに10月20日からマイナンバーカードの健康保険証利用が本格運用されます。

対象医療機関・薬局については厚生労働省の「健康保険証利用に対応する医療機関はこちら」から確認してください。

まとめ

2021年10月20日からマイナンバーカードが健康保険証として本格的に利用できるようになります。

そして、2022年3月末までに全国の医療機関等9割程度でカードを読取る機械の導入を目指しています。

ただし、マイナンバーカードを健康保険証として利用するには事前に登録をする必要があります。

しかし、登録により転職や引越しをしても保険証の切り替えを待たずにカードで受診できたり、医療関係などの領収書がなくても確定申告の手続きができるようになるといったメリットがあります。

まだ事前登録をしていない方はこれを機に登録してみてはいかがでしょうか。